「ALSという病気はね、燃えているロウソクに似ている。神経を溶かして、身体をロウの固まりのようにするんだ・・・」(『モリー先生との火曜日』本編より)

ALS (筋萎縮性側索硬化症)とは?

ALS (筋萎縮性側索硬化症)は、身体を動かすための神経系(運動ニューロン)が、徐々に壊れていってしまう病気です。神経の命令が伝わらなくなって筋肉がだんだん縮み、力がなくなります。進行性の難病で、今のところ原因が分かっていないため、一日も早い原因の究明と治療法の確立が待たれています。

ALSは筋肉自身の病気ではないし、手足に行っている細かい神経の病気でもありません。 主に脊髄と脳の運動神経が変性するために起こるものです。 脳で「口や手を動かしたい」と考えると、その命令が頭の中の運動神経細胞から、 神経線維を伝わって下りてきて、次の神経細胞に命令を伝え、筋肉に到達します。
ALSは、この命令の乗り換えの場所と脳から下りてくる場所の神経が障害され、病気が進行すると筋肉を動かすことが出来なくなってしまうのです。

症状の典型的なパターンとしては、手や足といった体から遠い部位の筋肉の力がまず弱くなり、痩せて来ます。そのうちに食物を飲み込みにくくなってくる、しゃべりにくくなってくる、という症状が出てきて、からだ全体の筋肉の力が弱くなるために息苦しさを感じるようになります。さらに進行すると、呼吸が困難になり、人工呼吸器をつけるというのが一般的な経過です。

ALSは全身が動きにくくなる病気ですが、知覚障害・感覚障害はあまり起こりません。ですから、自分では動けないけれども全て周囲の状況が分かってしまうということで、精神的なストレスは大きくなるのです。別名ルー・ゲーリック病とかシャルコー病とも呼ばれ、患者の推定人数は、日本国内で約7600名と言われています。
(日本ALS協会 公式サイトより)

日本ALS協会  http://www.alsjapan.org/contents/index.html